大阪歯科大学 教員情報 | |
発表言語 | 日本語 |
発表タイトル | 粘表皮癌のCT/MRI所見 |
学会名 | 第69回NPO法人日本口腔科学会学術集会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
発表者・共同発表者 | 蒲生 祥子, 秋山 広徳, 富永 和也, 辻 要, 中澤 哲郎, 森田 章介, 田中 昭男, 清水谷 公成 |
発表年月 | 2015/05/14 |
開催地 | 大阪市 |
学会抄録 | 「第69回NPO法人日本口腔科学会学術集会プログラム抄録集」 特別:254 |
概要 | 粘表皮癌は、生検から確定診断が得づらく、CT/MRIの意義は特に大きいと考えられます。そこで今回、本学に来られた患者20名の粘表皮癌のCT/MRI所見について纏め、特異的な所見がないかどうかの検討を行いました。
CT 硬組織モードでは骨膨隆を、軟組織モードでは検出能、境界の明瞭度、辺縁の形態、被膜の有無、内部性状、咬筋と比較した場合のコントラストを、MRI では7項目すべてを評価し、50%以上でみられた所見を、粘表皮癌の所見として採用しました。 ポスターにてMRIで内部構造が不均一と判断した場合、造影CTで造影性ありと判断した場合の画像を示しました。粘表皮癌のCTでは、硬組織モードでは骨膨隆を認め、造影CTでは、被膜の造影性は低いが病巣内部には不均一な造影性がみられました。MRI では病巣周囲に被膜が認められ、内部性状はT1強調像で均一な低信号、T2強調像・T2脂肪抑制像で不均一でした。 CTおよびMRIでこれらの所見を認めた場合、粘表皮癌も考慮すべきであることが示唆されました。 |
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