大阪歯科大学 教員情報 | |
発表言語 | 日本語 |
発表タイトル | Mcgrath Xbladeを用いて気管挿管を行った顎関節強直症の一例. |
学会名 | 第51回関西歯科麻酔研究会 |
発表形式 | 口頭 |
発表者・共同発表者 | 加藤 宗則, 大郷 英里奈, 百田 義弘 |
発表年月 | 2016/07/02 |
開催地 | 大阪市 |
学会抄録 | |
概要 | 緒言 開口障害を有する患者に対し、X-blade™を用いて円滑に挿管できたので報告する。
症例 59才 男性、両側顎関節強直症の診断のもと、口腔内・外からの両側顎関節手術が予定された。理学的所見として、開口制限(18mm)、頚椎ヘルニアによる頸部後屈制限を認めた。 方法 鎮静を行った後、リドカインにて表面麻酔を行った。経鼻用気管チューブを鼻孔に挿入し、Xブレード®を装着したMcGRATH™を用いて有意識下で間接視野下に挿管した。 考察 McGRATH™は、その形状が通常の喉頭鏡と類似しており通常の喉頭鏡と同様に操作が行える。また口腔内のスペースがAirway Scopeに比べ広くマギール鉗子などが挿入しやすい。McGRATH™は通常の喉頭鏡に比べ展開時の気道粘への負荷が少なく気道での有害反射生じにくい。 以上の点で本製品は、挿管困難が予測される患者の経鼻挿管に有用なデバイスであると考えられた。 |
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