大阪歯科大学 教員情報      
     


論文種別 原著 
記述言語 英文 
表題 Influence of wearing dentures during sleep on sleep efficiency in the elderly. 
掲載誌名 Journal of Osaka Dental University  (ISSN:04752058)
巻(号):頁 52(2):163
著者・共著者名 Kusnoki T, Kakimoto K, Kobuchi R, Hamada Y, Masago A, Takahashi K 
発行年月 2018/10 
概要 高齢者11名(女性9名、年齢68~84歳)を対象に、睡眠中の義歯装着がどのようにして睡眠効率に影響するか調べた。腕時計型の3軸加速度センサーを利き腕ではない側の手首に装着してもらい、睡眠中の体動を6日間続けて記録してもらうと共に、被験者本人にも睡眠および日中の生活活動に関し日誌をつけてもらった。その6日間の前半と後半とで睡眠時の義歯装着・非装着を違えるよう指示した。その結果、全11名中9名では義歯装着時に比べ義歯非装着の場合の方が睡眠効率は有意に良好であった。また10名では義歯非装着の場合の方が部分覚醒の回数は有意に少なかった。しかし一部の被験者では義歯を装着している方がより睡眠効率が良いことも観察され、そうした被験者には普段から義歯を装着したまま睡眠する習慣があった。睡眠時の義歯の装着・非装着に関し、普段行っている習慣が睡眠効率に影響すると考えられた。 
DOI