論文種別 |
原著 |
記述言語 |
和文 |
表題 |
臨床見学実習前後における歯科衛生士学校学生の不安傾向と口腔内湿潤度の関係 State-Trait Anxiety Inventory(STAI)と口腔内湿潤計(ムーカス)による分析 |
掲載誌名 |
日本口腔診断学会雑誌
(ISSN:09149694) |
巻(号):頁 |
33(3):203 |
著者・共著者名 |
大西 明雄, 辰巳 浩隆, 米田 護, 樋口 恭子, 米谷 裕之, 辻 一起子 |
発行年月 |
2020/10 |
概要 |
歯科衛生士学校学生が臨床見学実習前後でどの程度不安を感じ、口腔内湿潤度が低下するか検討した。実習日までに同意が得られた歯科衛生士科学生約45名を対象とした。特性不安の平均スコアは実習前48.8点、実習後48.4点でほぼ変化は認められなかった。状態不安の平均スコアは実習前が53.3点と実習後43.1点より10ポイント程度高く有意差も確認された。口腔内湿潤度について、全体としては実習前と実習後であまり変化が認められなかった。特性不安や状態不安と口腔内湿潤度の相関関係について、全体として実習前は-0.34で状態不安との間に負の相関が認められたが、実習後に相関関係はみられなかった。State-Trait Anxiety Inventoryによる不安尺度のそれぞれの得点から評価すると、実習前は多くの人の状態不安が高く、なかでも特性不安が高い特性不安高値群において口腔内湿潤度および状態不安ともに相関があることが示された。 |
DOI |
|