大阪歯科大学 教員情報 | |
論文種別 | 原著 |
記述言語 | 和文 |
表題 | 精神科における消灯時間変更に伴う看護師の意識変化-夜間の頓服薬使用と看護師のかかわり- |
掲載誌名 | 日本精神科看護学会誌 |
巻(号):頁 | 50(2):197 |
著者・共著者名 | 尾崎 暢哉, 梶川 拓馬 |
発行年月 | 2007/08 |
概要 | 消灯時間の変更に伴い、頓服薬の使用量・回数が激減した。看護師の患者に対する与薬前からのかかわりの変化との関連性についてまとめ、看護としてのこれまでのかかわりの振り返りと今後の課題としインタビュー調査を実施した。看護師の語りから、「患者の行動」「看護師の思い」「業務中心的思考」「患者対応」「状況要因」という5つのカテゴリーが抽出できた。消灯時間変更前では、「看護師の思い」「業務中心的思考」「患者対応」「状況要因」というカテゴリーより成り立っていたが、消灯時間変更後では「患者の行動」というカテゴリーが新たに加えられていた。看護師は、今までの消灯時間変更前と比べて自らの行動を振り返るゆとりをもつことができるようになっていた。看護師はみずからにゆとりを見出せたことにより、患者とのかかわりにおいて落ち着いて接することができるようになり、「患者の行動」を肯定的にとらえられるようになっていた。この看護師の変化は、患者も看護師に対して関わりやすくなり、患者と看護師の良好な相互関係にも影響を与えていた。 |
DOI |
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