大阪歯科大学 教員情報 | |
論文種別 | その他 |
記述言語 | 和文 |
表題 | 男性統合失調症患者より暴力を振るわれた女性看護師が認知する否定的感情から肯定的感情への経緯の分析 |
掲載誌名 | 日本精神保健看護学会誌 |
巻(号):頁 | 23(2):65 |
著者・共著者名 | 梶川 拓馬 |
発行年月 | 2014/11 |
概要 | 男性統合失調症患者から暴力を受けた女性看護師が、当時の状況を振り返り語ることにより、患者に対する否定的な感情が肯定的な感情へと至る経緯を明らかにした。民間精神科病院2施設の急性期病棟に勤務する女性看護師10名を対象とした。データは、ナラティヴ・アプローチに依拠した分析方法を用いた。逐語録を作成し、研究目的に適応すると思われるエピソードを抽出した。このエピソードに意味づけを行い、時間軸を整理し、10人のストーリーから共通する一つのストーリーを仕上げた。対象者たちは、約1から3週間前後の時期において肯定的感情を認知する手助けとなった出来事を語っていた。否定的感情が肯定的感情へと変化する経緯において、「否定的感情を認知する直後の時期」「複雑な感情が交差する時期」などの六つの時期があげられたが、このうち「肯定的感情を認知する手助けとなった時期」が感情の転換期とも言える重要な時期と考えられた。 |
DOI |
|