大阪歯科大学 教員情報 | |
論文種別 | その他 |
記述言語 | 和文 |
表題 | 統合失調症患者における抗精神病薬の服薬のあり方に関する文献検討 |
掲載誌名 | 大阪医科薬科大学看護研究雑誌 |
巻(号):頁 | 12:49 |
著者・共著者名 | 梶川 拓馬 |
発行年月 | 2022/03 |
概要 | 統合失調症の当事者が語る抗精神病薬の服薬のあり方に関して,国内外の文献のうち、研究参加者毎に年齢や罹患期間, 生活状況などの背景が記載されており, 語りのデータがいつの時期のことを示しているのかを明確にすることが出来る国外文献10件に焦点を当て,統合失調症患者の服薬のあり方についての分析と考察を行った。その結果, 統合失調症患者は抗精神病薬の服薬を中断すること,抗精神病薬の服薬を再開すること,そして,抗精神病薬の服薬を続けるその時々に気づきや学びを得ていたことを語られていた。そして, 統合失調症患者のこのような服薬のあり方を踏まえて, 支援者のかかわりにおいては, 統合失調症患者の身に起きた状況に理解を示し, 患者が持つ力を信じて支持的な姿勢でかかわること,統合失調症患者が過去の体験を振り返る中で見出した方法を尊重し見守ること, そして, 統合失調症患者が望んでいる生活を実現できるように, 希望を見失わないように支えることが重要であるとの示唆が得られた。 |
DOI |
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